※↑の補足なんと、話題の『パンドラの少女』(東京創元社)のM・R・ケアリー=X-MEN周辺タイトルでおなじみのMike Careyなのですね。https://t.co/61ufxC0OXR
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月19日
話題のゾンビ・アポカリプス小説『パンドラの少女』の作者M・R・ケアリーが
X-MENシリーズのライター Mike Careyと同一人物と知り、驚いたのでした。
Mike Careyが脚本を手がけた〈X-MEN〉~〈X-MEN: Legacy〉誌('06~'11)は、X-MENシリーズにおいてはクリス・クレアモントに次ぐロングランとなりました。 pic.twitter.com/CpIvigDeru
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
コミックで名声を得て、小説も手がける作家といえば、クリス・クレアモントも、小説作品を発表しています。
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
『暁のファーストフライト』(邦訳:ハヤカワ文庫SF、※本日現在在庫なし)
愛してやまぬX-MENたちに宛てた献辞にご注目を。また、本編中にもX-MENネタあり。 pic.twitter.com/RzfEBbZXk4
英国幻想文学の雄ニール・ゲイマンは誰もが知るところですが、
脚本・作画・ペン入れ・彩色・文字入れと、専門家による分業体制での制作が主流の最近日本に紹介された中では、イメージコミックスで『PROOF』『RASPUTIN』を連載のアレックス・グレシアンが、ヴィクトリア朝の警察小説〈ヤードシリーズ〉で人気を博しています(邦訳:創元推理文庫、本日現在在庫なし) pic.twitter.com/65l8RQaEME
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
アメコミの世界には、小説の分野から脚本に進出した作家も大勢。
両方で活発に活動し、日本でも名が知られているのは、グレッグ・ルッカでしょう。
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
アクションスリラー小説〈アティカスシリーズ〉は講談社で訳出。
コミックでは現在、ワンダーウーマン他、精力的に連載中! pic.twitter.com/JhDG6ar3Vx
グレッグ・ルッカの〈アティカスシリーズ〉、すべてではありませんが本日現在在庫ありです。(海外コミックコーナーにて取り扱っております)
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
ちなみに6作目『哀国者』には、DCコミックスの大長編『52』で共作した作家仲間たちへの謝辞が。 pic.twitter.com/7xvYBxTOk7
SFや幻想文学ファンの皆様に馴染み深いところですと、チャイナ・ミエヴィルやジョー・ヒルはコミック方面でも非常に高い評価を得ています。
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
〈DIAL H〉〈LOCKE & KEY〉、原書TPB1巻在庫ありです! pic.twitter.com/33g1Yrtjnr
…長いまくらの結びが新刊書店さんへのご案内とはいかがなものかという感じですが、ジョー・ヒル『ロック&キー』は日本語版も出ています。https://t.co/BtW8Ke0cMV
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
あたまがおかしくなるくらいおもしろいので、未読の方は書店さんへダッシュです。
(そして続刊を願いましょう) pic.twitter.com/lhyP7z1Wxc
ここから新入荷コミックをご紹介いたします。
【アメコミ1】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
新入荷その1、1985年刊〈HEROES FOR HOPE〉!
アフリカの飢餓救済のために描かれた、X-MENチャリティ号。G・R・R・マーティン他、SF作家も参加の超豪華製作陣によるリレー形式が採られています。 pic.twitter.com/ID2RqkosZw
なお、ロゴを手がけたデザイナー Janet Jacksonは、【アメコミ2】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
いわばコミック版「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」「ウィー・アー・ザ・ワールド」。
眺めているだけでクラクラもののページ割をどうぞ。 pic.twitter.com/VG0ePx5RL5
かのシンガーとは同姓同名の別人とのことです。念のため。
【アメコミ3】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
ストーリー原案はクリス・クレアモント、アン・ノセンティ、バーニー・ライトソン、ジム・スターリン&ジム・シューター。
脚本:スタン・リー、作画:ジョン・ロミータ・Jrが物語の幕を開けます。 pic.twitter.com/8dGnbZxe02
【アメコミ4】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
ルイーズ・サイモンソンのテキストに乗って、ジョン・バーン&テリー・オースティンの作画コンビが久々にX-MENに帰還。 pic.twitter.com/3I2ib6p7A4
【アメコミ5】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
さあお待ちかね。ジョー・ヒルより遥か以前に、実父であるこの人もコミック脚本を手がけていました。
帝王スティーヴン・キング降臨!
ホラーコミックの巨匠バーニー・ライトソンとのタッグで最恐画面が展開。キティ逃げて! pic.twitter.com/aAUmubRyyF
【ちなみに】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
スティーヴン・キングとバーニー・ライトソンはこれ以前に『クリープショー』で共作経験あり。
また、後にキングの『ザ・スタンド』『ダークタワー』で、ライトソンがイラストを務めています。 pic.twitter.com/dvG80y8DX0
【アメコミ6】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
鬼才リチャード・コーベンと組んだのは、アラン・ムーア!
マーベルUKでは素晴らしい作品を多く残しているムーア、これが数少ない本社との仕事です。 pic.twitter.com/iWgKENyPBm
【アメコミ7】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
劇画めいたウルヴァリンのソロパート、脚本はハーラン・エリスン。
そして作画はフランク・ミラー&ビル・シンケビッチ! pic.twitter.com/8Fo8w0st7y
【アメコミ8】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
X-MEN家元 クリス・クレアモントは、ブライアン・ボランドの画力を借りて、ストームを幻惑します。 pic.twitter.com/lsuARaMBRv
【アメコミ9】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
この他にも名だたる作家陣による見どころが満載ですが、この辺にしておいて……。
カバー表はアーサー・アダムス、裏はジム・スターリンによるものです。 pic.twitter.com/UJWzy4P2Wj
さあ、ここで再び、“コミックに進出した小説家”の話題に立ち戻ります。
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
小説出身といえば、先日チラっとご紹介しましたマイク・W・バーもそうですね。https://t.co/VAkj7NAAUr pic.twitter.com/8VofgWgrMl
『アメリカン・ヴァンパイア』(2010年開始)は、冒頭のみスティーヴン・キングも脚本に携わっています。また、『アメリカン・ヴァンパイア』や近年の『バットマン』で一躍トップライターになったスコット・スナイダーも実はそのひとり。
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
岸本佐知子編訳『変愛小説集』(講談社)で、短編小説を読むことができます。 pic.twitter.com/AjwEryL00J
そもそもスナイダーが作家を志したきっかけはキングの『ドラゴンの眼』。
またキングの方も、自身が編んだ2007年のベストアメリカ短編小説集にスナイダーの作品を採っています。
文芸方面では、長編『森の奥で』やB・J・ホラーズ編『モンスターズ』収録「泥人間」のベンジャミン・パーシー。
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
近年コミックにも関わっていて、〈Green Arrow〉やこの夏開始の〈Teen Titans〉で脚本を務めています。 pic.twitter.com/8P7gGe606y
さて、コミック脚本に携わった小説家の系譜を遡っていくと、マーベルドラマ『エージェント・オブ・シールド』で注目度がぐんと上がった女性ヒーロー、モッキンバード。
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
それを受けて始まった初の単独主演コミックは、人気サスペンス〈ビューティ・キラー〉シリーズのチェルシー・ケインが脚本を担当! pic.twitter.com/zVJ8CQNRrL
旧知の編集者たちに招かれてDC作品に携わったアルフレッド・べスターや
エドモンド・ハミルトンといったSF作家にたどり着きます。
【アメコミ10】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
新入荷2、〈Detective Comics〉567号(86年)。
ゲスト脚本は、先程のX-MENにも参加のハーラン・エリスン。ごぞんじ「世界の中心で愛を叫んだけもの」etc、アメリカニューウェーブSFの鬼才です。 pic.twitter.com/emQMSw4uO2
【アメコミ11】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
やはりDCコミックスの名編集者ジュリアス・シュワルツとは良き友人だったそうで、冒頭にはシュワルツへの献辞が添えられています。 pic.twitter.com/HejclpRVXD
【アメコミ12】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
作画:ジーン・コーランとともにエリスンが描きだすのは、バットマン史上最悪の夜。 pic.twitter.com/ILoVcc453T
【アメコミ13】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
ゴッサムを襲う危機、また危機! pic.twitter.com/pH9QGY4Nkl
【アメコミ14】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
犯罪都市の惨状に、さすがのバットマン/ブルース・ウェインも……。
異色短編、ぜひお手にとってごらんください。 pic.twitter.com/DEJe5P0ykQ
【アメコミ】
— 神保町の古書店 @ワンダー (@atwonder) 2016年6月21日
というわけで新入荷2点、アメコミコーナーにて取り扱っています。
様々なバックボーンを持つ作家が集う海外コミックの世界、神保町の@ワンダーからぜひおでかけください! pic.twitter.com/j0BSuEeCc3
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