神保町の古書店 @ワンダーのブログ
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梅雨の気配も感じられるこのところ。
この季節、雨の日には家でどっぷり活字に浸かるのも良いものです。
本日はそんなガッツリ読書におすすめのハイペリオンシリーズ4冊セットをご紹介します。

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ダン・シモンズ
『ハイペリオン』 早川書房 1994年初版
『ハイペリオンの没落』 早川書房 1995年初版
『エンディミオン』 早川書房 1999年初版
『エンディミオンの覚醒』 早川書房 1999年初版



28世紀の未来、銀河にその版図を広げた人類は危機に直面しつつあった。
辺境の惑星ハイペリオンに存在する、時を遡る聖地であり殺戮者シュライクを封じていると伝えられる遺跡 <時間の墓標>。
今、その遺跡の <抗エントロピー場> が膨張を始め、シュライクが復活しようとしていたのだ。
<連邦> <テクノコア> <アウスター> の3つの勢力が衝突し陰謀を巡らす中、<連邦> はハイペリオンに7人の巡礼者を送り込む。
彼らの語る過去と運命を横糸に、現在の危機と陰謀を縦糸にして、物語は展開されていく。
<アウスター> が巡礼者に潜ませたスパイは誰か? <テクノコア> は何を目論んでいるのか……





『ハイペリオン』といえば、ヒューゴー賞、ローカス賞を受賞した90年台を代表する一大SF叙事詩です。
著者であるダン・シモンズは古典への造詣が深く、近作『イリアム』『オリュンポス』などでも圧倒的なその知識を作品世界に注いでいますが、こちらのハイペリオンシリーズもまた、イギリスの詩人ジョン・キーツの同名の詩篇より取られたタイトルです。
私が『ハイペリオン』を読んだのはずいぶん前になりますが、当時その文量と中身の膨大さに圧倒されたものです。
そして、読み終わってから「しまった」と思った作品でもありました。
この作品は古今の物語、無数のSFなどのオマージュを網羅しており、自分が読んでる最中にニヤリとした部分。
例えばニーヴンやギブスン、チャンドラー、物語の構造そのものである『カンタベリー物語』などはほんの一部に過ぎなかったことに気付いたとき、これを読むのはまだ早かったのではないのか? と惜しいような悔しいような気持ちになった記憶があります。
これから読む方は、このシリーズに散りばめられたオマージュを探してみるのも良いかもしれません。
一度読んだ方でも、読み直してみればまた新たな発見があることでしょう。

さて、このハイペリオンの物語、未来の人類と宇宙と時が織りなす壮大な叙事詩は、第2部『ハイペリオンの没落』を持って一つの終わりを迎えますが、さらにその300年後を舞台に、再び物語が動き出します。
この続編『エンディミオン』と『エンディミオンの覚醒』は、新たな時代の新たな謎と新たな人物たちの物語であり、前作から引き継がれた謎と懐かしい人物たちの物語でもあります。
全てを紹介するには紙面がとても足りないので今日のところはシリーズ最初のさわりだけでご容赦を。

膨大なテキストに浸る雨の日の読書などいかがでしょうか?



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