【国内ミステリ】 横溝正史『黒猫亭事件』!

こんにちは、推理・SF担当のスタッフFです。久々にミステリコーナーからのお知らせです!
本日は横溝正史『本陣殺人事件』をご紹介いたします。
ごぞんじ金田一耕助初登場作にして本邦推理小説史上にいまなお輝くマスターピース、
「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」を併録したおなじみの角川文庫版ですが、
今回入荷したものはちょっと一味違います。どうぞごらんください。

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横溝正史『黒猫亭事件 本陣殺人事件』
(昭和53年31版、角川文庫)

角川書店‐横溝正史といえば、市川崑の映画が思い起こされますが、
こちらは、古谷一行が金田一に扮したTBSのテレビドラマ
『横溝正史シリーズII』の放送開始に合わせて、
「黒猫亭事件」を『本陣殺人事件』と並列に表題作としたバージョン。
(ドラマ版「黒猫亭事件」は昭和53年9月2日・9日に全2回が放送されています。)
出回っていた期間も短く、角川文庫横溝作品の中でもとりわけ希少なもののひとつです。
装画は他の横溝作品の多くと同様、杉本一文。帯を外した書影はこちらをごらんください!

「黒猫亭事件」は、金田一ものとしては3作目にあたる中編(昭和22年発表)
いわゆる「顔のない屍体」のテーマに挑戦した作品で、冒頭では、“私”こと横溝正史が、
私も探偵作家のはしくれであるからには、いつかこのテーマを取りあつかって、
犯人と被害者いれかわりという、公式的な結末以上の結末をもって、
探偵小説の鬼どもを、あっといわせてやりたくてたまらないんですよ。
と金田一耕助に熱弁をふるう姿がみられます。

1階ガラスケースに陳列しております。どうぞおはやめに!
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