神保町の古書店 @ワンダーのブログ
神田神保町の古書店、アットワンダーです。SF・ミステリ・映画関連品ほか、買取歓迎! 古書探求をお楽しみの後は、2階に併設のブックカフェ二十世紀で珈琲をどうぞ。
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こんにちは、推理・SF担当のスタッフFです。
神田古本まつりの終了から一週間。次回のまつりまではあと五十週ほどございますが、
『別にあしたから始めてもかまいませんよ』という攻めの姿勢で、店内の充実に努めております。

というわけで、本日はSFコーナーからのご紹介。
ごぞんじ、アイザック・アシモフの短篇集『われはロボット』
シグネット・ブックから1956年に刊行されたペーパーバックが入荷しました!

         irobot1956.jpg

Isaac Asimov 『I, ROBOT』
(SIGNET BOOK S1282, First Printing 1956)


1940年代、主に〈Astounding Science Fiction〉誌に発表された
ロボットSFをまとめた、このテーマの最重要作品集。 ※初刊(ノーム・プレス)は1951年
かの有名な、“ロボット工学三原則”を主題にした9つの短篇が収録されています。

ロボット工学の三原則
 第一条
  ロボットは人間に危害を加えてはならない。
  また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
 第二条
  ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。
  ただし、与えられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
 第三条
  ロボットは、前掲第一条および第二条に反する惧れのないかぎり、自己をまもらなければならない。
                             ――ロボット工学ハンドブック、第56版、西暦2058年

SFに明るくない方でも、(とりわけ日本はアトムやドラえもんの国ですので)
“ロボット工学三原則”というフレーズ、一度は目にしたことがおありかと存じます。
『ロボットが技師によって設計された機械である以上、
出来うるかぎり安全が期されるはずだ』という考えに基づくロボット設計の基礎理論。
これを背景に、完全な人工物として描かれたアシモフ製ロボットは、
“ロボットがつくられ、創造者を破滅させる”というモチーフが多かった
当時のSFシーンに新風を吹き込みました。

アシモフの残した数多くの功績のなかでも最大のものの一つに数えられ、
後進への影響はもちろんのこと、実際のロボット工学における指標にもなっている三原則ですが、
第1作「ロビー」(1939年)が発表された時点では、まだ明確な形にはなっていませんでした。
その誕生に重要な役割を果たしたのが、アスタウンディング誌の編集長、
SF作家アシモフの指導者でもあるジョン・W・キャンベル・Jr
第2作「われ思う、ゆえに」(1941年)の採用を決めたキャンベルは、
アシモフを編集部へ呼び出すと、用意しておいた一枚の紙を読み聞かせます。
それは、作品を貫くアシモフのロボット観を抜き出して三ヶ条にまとめたもので、
キャンベルは、「これを作中で明示するべきだ」とアシモフに勧めました。
さらに練り上げられ、ついに完成したロボット工学三原則は、
まず第3作「うそつき」(1941年)で、その存在と第一条が語られ、
第5作「堂々めぐり」(1942年)で、初めて作中に全文が登場。
(Signet版『I, ROBOT』のカバーアート(ロバート・シュルツ画)は、この「堂々めぐり」を描いたものです)
以降もアシモフは、これを軸に数多くの短篇、そして『鋼鉄都市』などの傑作長篇を発表しました。

『I, ROBOT』は、“共作者”キャンベルに捧げられ、巻頭にはこのような献辞が添えられています。

TO JOHN W. CAMPBELL, JR.
who god-fathered the robots

Signet版『I, ROBOT』、1階新着商品コーナーに陳列しております。
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