【2階文学コーナー】ジョージ・エリオットやヘッセなど

こんにちは。いよいよ古本まつり本番ですね。
2階文学コーナーより入荷情報をお知らせいたします。
P1390266.jpg

ジョージ・エリオットの『ミドルマーチⅠ・Ⅱ』(講談社 世界文学全集版)が入荷いたしました。
ジョージ・エリオット(本名メアリ・アン・エヴァンズ)は、1857年イギリスの文壇に突如として現れました。
愛人関係にあった哲学者ジョージ・ヘンリー・ルーイスから名を借りた「彼」の処女小説『牧師生活の諸相』
を読んだチャールズ・ディケンズは、ジョージ・エリオットに宛てた書簡の中で次のように書いています。

「タイトル・ページの名前がなかったら、私は著者を女性だとすっかり決め込んでしまったかもしれません。
この作品の中のいかにも女性らしい筆触に、私はすっかり心うたれてしまったので、タイトル・ページ
を確かめてみてもまだ今でも充分承服できないのです。・・・(後略)」
「そうかと思うとサッカレーなどは、この作品は決して女性によって書かれたものではない、と断定したくらいであった」
(岩波文庫版「サイラス・マーナー」解説より)

上記の引用からわかるとおり、ジョージ・エリオットは性別すら曖昧な、覆面作家のようなところから作家として出発しています。
彼女が自らの名を伏せ、男性名を借りて小説家としての筆をとったのは「女性作家は陽気なロマンスしか書かない」
というステレオタイプを逃れるためといわれていますが、愛人関係にあった哲学者ジョージ・ヘンリー・ルーイス
との関係もまた、深く関わっているようにも思えます。
(この辺の事情は岩波文庫版「サイラス・マーナー」解説から御推察ください。)
その後、長編『アダムビード物語』『サイラス・マーナー』などを発表し、一作ごとに作家としての名を高めていきますが、
その正体は後年まで隠されていたそうです。

心理的洞察に富んだ視点と、人物を巧みに書きわける筆致が高い評価を得ているジョージ・エリオットですが、
そこには、幼い頃から感受性が鋭く知識欲が旺盛だったことに加え、彼女が小説家として作品を発表する以前の
哲学者たちとの親交が大きく起因していると思われます。(そうと望んでか、あるいは望まずにそうなったのか
はわかりませんが、彼女のまわりには哲学者の存在がついてまわりました。
二十二歳の時の引越し先の友人ブレイ夫妻も、三十二歳の時の引越し先の親交を持ったスペンサーも、
スペンサーから紹介されるのちの愛人ジョージ・ヘンリー・ルーイスも皆、哲学者でした。)
時には過酷な現実を描きもしますが、同時に愛や希望を描くこともわすれませんでした。
そういった「救い」や「希望」といった観念は彼女が幼少期に培った信仰感覚の賜物かもしれません。

フローベールやディッケンズ、バルザックやボードレールなど名立たる作家たちと時代をともにし、
後にはヴァージニア・ウルフによって、さらに後にはジュリアス・バーンズなどによっても高く評価され
たジョージ・エリオット。
同年代の作家の名の強さにやや隠れ気味ですが、そういった文学の巨人たちの作品に
引けを取らない傑作『ミドル・マーチ』をこの機会に是非!

その他
・講談社世界文学全集73「シルヴィ オーレリアほか/マルドロールの歌(ネルヴァル/ロートレアモン)」
・ヘッセ全集7「シッダールタ」(新潮社版)
・ヘッセ全集9「ガラス玉演戯」(新潮社版)
・ノルベルト・フエンテス「ヘミングウェイ キューバの日々」(序文 G・マルケス)
・ネルヴァル全集Ⅲ(「東方紀行」 筑摩書房版)
などが入荷いたしました。
@ワンダー2階古書フロア文学コーナーにて取り扱っております。
神保町へお越しの際は是非お立ち寄りください!

【文学関連書籍買取いたします!】
▽海外純文学作品
▽国内純文学作品
▽文学評論・作家評伝関連

歓迎いたします!
【文庫本の買取も行っております!】
▽岩波文庫各色
▽講談社学術文庫・講談社文芸文庫
▽ちくま文庫・ちくま学芸文庫

歓迎いたします!

店頭へのお持込みはもちろん、出張買入配送査定もご相談承ります!
お気軽にご相談ください。

買取相談フリーダイヤル 0120-154-727
メールでのご相談も承ります。 wonder@atwonder.co.jp
古本まつり期間中の古書買取ご相談について
 (準備日10/22(木)から最終日11/1(日)まで)
 期間中は店内大変混み合いますため、大変恐縮ではございますが、
 買取のご依頼(出張・配送・店頭へのお持ち込み)につきましては、
 古本まつり終了後までお待ちいただけますと幸いです。
 ご理解、ご了承の程、宜しくお願い申し上げます。

関連記事
スポンサーサイト

当店のご案内

アットワンダー

Author:アットワンダー
古書買取いたします!

お持込みはもちろん、
出張買入、宅配査定もいたします。
くわしくは↓こちらをごらんください。
古書の買取について

まずはメールお電話で、
 お気軽にお問合せください!
メール
wonder@atwonder.co.jp
出張買取ご相談フリーダイヤル
0120-154-727

-------
神保町の古書店 @ワンダー
アクセス
 〒101-0051
 東京都千代田区神田神保町
 2-5-4 開拓社ビル1・2階

 神保町駅A1出口、右手30秒!
営業時間
 月~土 11:00~19:00
 日・祝 11:00~18:00
 年中無休(年末年始を除く)
TEL/FAX
 03-3238-7415
メール
 wonder@atwonder.co.jp

東京都公安委員会許可
第304370405229号
書籍商 アットワンダー

--------
2階 ブックカフェ二十世紀
営業時間
 @ワンダーに同じ
座席数
 約30席、分煙
TEL/FAX
 03-5213-4853
メール
 jimbo20seiki@gmail.com

メールマガジン 二十世紀通信

メルマガ購読・解除
 
2階で営業中の《ブックカフェ二十世紀》のイベント開催情報をお知らせいたします。
ご購読手続は、上記空欄にメールアドレスを記入、送信ボタンをクリックするだけ! ぜひご登録ください。

月別アーカイブ

counter

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム