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2015/07/28(火) 18:45:00 | カテゴリ:海外コミック
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こんにちは、推理・SF担当のスタッフFです。海外コミックコーナーからのお知らせです。
多数のヒット映画やドラマで、日本においても存在感を増している海外のコミック作品。
脚本・作画・ペン入れ・彩色・文字入れと、専門家による分業体制での制作が主流ですが、
時折そのクレジットに、SFやミステリ、幻想/ホラーファンの皆様に馴染みぶかい名を見ることも。
古くはアルフレッド・べスター、エドモンド・ハミルトン、ハーラン・エリスン。
時を経て、ニール・ゲイマンやグレッグ・ルッカなど、名だたる作家がライターとして携わっています。
スティーヴン・キングは、80年代に『X-MEN』のチャリティ・イシューに参加した他、
2010年にはスコット・スナイダーとともに『American Vampire』を発表。
それぞれ、コミックにおいても素晴らしい仕事を残しています。
(ちなみにDCコミックスの看板作家でもあるスナイダーの短篇小説は、
岸本佐知子編訳『変愛小説集』で読むことができます)
そしてキングの息子にして、いまやベストセラーリストを賑わす現代ホラーの旗手ジョー・ヒルの
オリジナルコミック『ロック&キー』日本語版が、この度飛鳥新社より刊行開始(訳:白石朗!)。
英国幻想文学大賞もかっさらった傑作コミック、読まない手はない面白さですよ。おすすめです!
さて、本日ご紹介いたしますDCコミックスの隠れた名作『DIAL H FOR HERO』、
2012年に発表された最新シリーズ『DIAL H』では、チャイナ・ミエヴィルがライターを務めました。
ごぞんじ、英国の現代ファンタジー/SFの最先端を走る作家のひとり。
『ペルディード・ストリート・ステーション』『都市と都市』『言語都市』など、
お楽しみの方も多いのではないでしょうか。

(左:オリジナルシリーズをまとめた『SHOWCASE PRESENTS: DIAL H FOR HERO』(モノクロ収録)、
右:ミエヴィル版『DIAL H』ペーパーバック第1巻)
オリジナルシリーズ『DIAL H FOR HERO』の発表は1966年から1968年、
DCの怪奇アンソロジー誌〈House of Mystery〉で連載されました。
(脚本:Dave Wood 作画:Jim Mooney他)
ロバート・“ロビー”・リード少年が谷底の洞窟で見つけた不思議なダイアルは、
“H-E-R-O”とまわすたび、ロビーを1,000の姿のヒーローに変える!
ジャイアントボーイ、コメッティアなど、毎回個性的なヒーローに変身して
Littlevilleの町の平和を守るロビーの活躍を描いたシリーズです。
何度か新しいシリーズが作られたこの作品がお気に入りだったミエヴィル、
自身のシリーズでは、職を失くし女性は去り、チェーンスモーカーで太りすぎ、三十前に心臓発作に見舞われ、
不健康の悪循環に陥っているLittleville在住の元ボクサー、ネルソン・ジェントにダイアルを与えます。
作画にMateus SantoloucoやDavid Laphamらを迎え、毎号のカバーには
『バットマン:キリングジョーク』のブライアン・ボランドが奇想溢れるアートを添えたこのシリーズ、
残念ながら売上は振るわなかったのか、全15号と2冊の特別号のみで終了してしまいました。
ファンからは大きな支持を集めたこの作品、日本のミエヴィルファンにもぜひ届けていただきたいところですが……。
様々なバックボーンを持つ作家が交錯する海外コミックの世界、
ぜひ神保町の@ワンダーからお出かけください!
アメコミ/海外コミック、買います!
詳しくはこちらをごらんください。
原書(リーフ、TPB、HC)/日本語版、どちらも買取歓迎!
店頭へのお持ち込みの他、配送査定のご相談も承ります。
まずはメールで、お気軽にお問合せください。
wonder@atwonder.co.jp
多数のヒット映画やドラマで、日本においても存在感を増している海外のコミック作品。
脚本・作画・ペン入れ・彩色・文字入れと、専門家による分業体制での制作が主流ですが、
時折そのクレジットに、SFやミステリ、幻想/ホラーファンの皆様に馴染みぶかい名を見ることも。
古くはアルフレッド・べスター、エドモンド・ハミルトン、ハーラン・エリスン。
時を経て、ニール・ゲイマンやグレッグ・ルッカなど、名だたる作家がライターとして携わっています。
スティーヴン・キングは、80年代に『X-MEN』のチャリティ・イシューに参加した他、
2010年にはスコット・スナイダーとともに『American Vampire』を発表。
それぞれ、コミックにおいても素晴らしい仕事を残しています。
(ちなみにDCコミックスの看板作家でもあるスナイダーの短篇小説は、
岸本佐知子編訳『変愛小説集』で読むことができます)
そしてキングの息子にして、いまやベストセラーリストを賑わす現代ホラーの旗手ジョー・ヒルの
オリジナルコミック『ロック&キー』日本語版が、この度飛鳥新社より刊行開始(訳:白石朗!)。
英国幻想文学大賞もかっさらった傑作コミック、読まない手はない面白さですよ。おすすめです!
さて、本日ご紹介いたしますDCコミックスの隠れた名作『DIAL H FOR HERO』、
2012年に発表された最新シリーズ『DIAL H』では、チャイナ・ミエヴィルがライターを務めました。
ごぞんじ、英国の現代ファンタジー/SFの最先端を走る作家のひとり。
『ペルディード・ストリート・ステーション』『都市と都市』『言語都市』など、
お楽しみの方も多いのではないでしょうか。


(左:オリジナルシリーズをまとめた『SHOWCASE PRESENTS: DIAL H FOR HERO』(モノクロ収録)、
右:ミエヴィル版『DIAL H』ペーパーバック第1巻)
オリジナルシリーズ『DIAL H FOR HERO』の発表は1966年から1968年、
DCの怪奇アンソロジー誌〈House of Mystery〉で連載されました。
(脚本:Dave Wood 作画:Jim Mooney他)
ロバート・“ロビー”・リード少年が谷底の洞窟で見つけた不思議なダイアルは、
“H-E-R-O”とまわすたび、ロビーを1,000の姿のヒーローに変える!
ジャイアントボーイ、コメッティアなど、毎回個性的なヒーローに変身して
Littlevilleの町の平和を守るロビーの活躍を描いたシリーズです。
何度か新しいシリーズが作られたこの作品がお気に入りだったミエヴィル、
自身のシリーズでは、職を失くし女性は去り、チェーンスモーカーで太りすぎ、三十前に心臓発作に見舞われ、
不健康の悪循環に陥っているLittleville在住の元ボクサー、ネルソン・ジェントにダイアルを与えます。
作画にMateus SantoloucoやDavid Laphamらを迎え、毎号のカバーには
『バットマン:キリングジョーク』のブライアン・ボランドが奇想溢れるアートを添えたこのシリーズ、
残念ながら売上は振るわなかったのか、全15号と2冊の特別号のみで終了してしまいました。
ファンからは大きな支持を集めたこの作品、日本のミエヴィルファンにもぜひ届けていただきたいところですが……。
様々なバックボーンを持つ作家が交錯する海外コミックの世界、
ぜひ神保町の@ワンダーからお出かけください!
アメコミ/海外コミック、買います!
詳しくはこちらをごらんください。
原書(リーフ、TPB、HC)/日本語版、どちらも買取歓迎!
店頭へのお持ち込みの他、配送査定のご相談も承ります。
まずはメールで、お気軽にお問合せください。
wonder@atwonder.co.jp
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