神保町の古書店 @ワンダーのブログ
神田神保町の古書店、アットワンダーです。SF・ミステリ・映画関連品ほか、買取歓迎! 古書探求をお楽しみの後は、2階に併設のブックカフェ二十世紀で珈琲をどうぞ。
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こんにちは、推理・SF担当のスタッフFです。
本日は海外コミックコーナーからのお知らせです。
今回ご紹介いたしますのは、コミック本編ではなく関連書籍
ここ最近、なにやらスポットを浴びている、異色のヒーローの登場です。

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左から
E・ウェイナー『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』
(訳:平尾圭吾、昭和61年、新潮文庫)

映画パンフレット『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』
(監督:ウィラード・ハイク、1986年公開)


アヒルの惑星ダックワールドに暮らすコピーライター、ハワード。
ある日突然宇宙に放り出され、地球のアメリカ、オハイオ州はクリーブランドに墜落。
地球のロック歌手ビバリーとの交流、やがて宇宙から迫りくる暗黒魔王との戦い。
マーベルコミックス『ハワード・ザ・ダック』の映画化、
製作総指揮を務めたのはジョージ・ルーカス
ラジー賞を多数受賞するなど、残念ながら評価は芳しくない作品ですが、
そのノベライズパンフレットがこちらです。

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ハワード・ザ・ダック(27歳)

さて、昨年ある映画で再びスクリーンに姿をあらわし、注目の的となっているハワード・ザ・ダック
好評を受け、マーベルは今年からコミックの新シリーズをスタートさせています。
彼の初登場は1973年、怪奇コミック誌〈Adventure into Fear〉19号でのこと。
脚本を務めたスティーブ・ガーバーは、このしゃべるアヒルをお遊びで作品に登場させる際、
ペンシラー(作画)のヴァル・マイェリックに、ぜったいにセーラー服を着せないよう発注
これは(なににとは申しませんが)似すぎてしまうとまずいためですが、そこでマイェリックは、
アヒルに背広とネクタイ、口には葉巻をくわえさせ、ここにハワード・ザ・ダックが誕生。
たった数コマ気まぐれに描きこまれたキャラクターにもかかわらず予想外の反響があり、
1975年には一本立ち、〈Howard the Duck〉誌が創刊されました。

参考画像(※こちらの3点は現在在庫なしです)
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(なににとは申しませんが)それでもじゅうぶん似ていますね。
わけもわからず地球に迷い込んだことを嘆き、おまけになにかとひどい目に遭うハワード。
その冒険を描いたコミックシリーズは、多分に含まれたパロディ、散りばめられたユーモアで人気を博しましたが、
(ジョージ・ルーカスが最初に関心を抱いたのもこの頃です)

● ディズニーから「似ているぞ」と物言いがついてしまう。
  デザイン変更を余儀なくされ、赤い背広に着替えさせられ、いつしかパンツまで履かされる。
● 1979年、脚本のスティーブ・ガーバーがマーベルと対立・解雇、シリーズを離れてしまう。
  ガーバーはマーベルとの裁判資金の調達のため、エクリプスコミックスで
  『Destroyer Duck』を開始。作画はジャック・カービー
● ガーバーが離れたあと、シリーズはビル・マントロが後を引き継ぎ続行。
  ロケット・ラクーンの生みの親でもあり、後にロケットを主人公にぶっとんだ名作を残すマントロ、
  ここではハワードの人気を維持するにいたらず、シリーズは程なくして終了。

と、多難な歩みを強いられることに。といっても、別に封印されてしまったわけではなく、
その後もマーベルコミックスの各所に顔を見せたり、いくつかのミニシリーズが作られたりしています。
皮肉なことに、いまやマーベルコミックスはディズニーの傘下にあるわけですが、
現在のコミック版ハワード・ザ・ダックも、前掲の映画版に近いデザインとなっています。

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画像左: 『THE OFFICIAL HANDBOOK OF THE MARVEL UNIVERSE』10巻セットより
画像右: 『MARVEL COMICS MEMORY ALBUM CALENDAR 1977』より
(ともに6月21日現在在庫ございます!)

実は知られざる武術クワック・フーの達人であり、数多のヒーローと肩を並べる(あるいはそれ以上?)実力者。
先述のとおり人気再燃中、またスクリーンで出会える日も近いかもしれませんね。

この他、多彩なヒーローが@ワンダー海外コミックコーナーにひしめいています。
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