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2015/06/05(金) 17:00:00 | カテゴリ:ミステリ、推理小説
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こんにちは、推理・SF担当のスタッフFです。
本日は海外ミステリコーナーより、
リチャード・スタークの《悪党パーカーシリーズ》をご紹介いたします。
多くのペンネームを用い、正統派ハードボイルドからクライムコメディまで、
幅広い作風で多くの傑作を残したアメリカの巨匠ドナルド・E・ウェストレイク。
本人名義で発表された不運な泥棒ドートマンダーシリーズと並びもっともよく知られているのが、
リチャード・スターク名義で書かれた犯罪小説の決定版、悪党パーカーシリーズです。
1962年発表の名作『人狩り』であらわれた非情な職業犯罪者パーカーは、
新たなタイプのピカレスクヒーローとしてたちまち人気を獲得し、
途中長い中断を挟みつつ、2008年まで、全24長篇で活躍しました。
第20作『電子の要塞』までが訳出され、4作の未訳作品が存在します。
(「早川書房様、ぜひ翻訳を、ぜひに、ぜひに……」と祈り続けております)
映像化も多数、先頃もジェイソン・ステイサム主演で『地獄の分け前』が映画化。
近年では、ダーウィン・クックによるコミック版が人気を博しており、現在4長篇が発表、
アメリカの漫画賞の最高峰、アイズナー賞の常連シリーズとなっています。
(こちらについても、「早川書房様、ぜひ翻訳を……」と念じ続けております)
(「できればドートマンダーシリーズの未訳作も……」とも)

『逃亡の顔』(訳:青木秀夫、ハヤカワミステリ1021、昭和43年発行)
第1作『人狩り』のラストを受け、整形し“逃亡の顔”をつくりあげたパーカー。
非情な悪漢の次なる冒険を描いたシリーズ第2作です。
早川書房から出た初期作品の中ではなぜか唯一文庫化されておらず、
ポケミスとしても希少な作品のひとつです。
『死者の遺産』(訳:笹村光史、ハヤカワ・ミステリ文庫、昭和52年発行)
こちらは逆にポケミス版が存在しないシリーズ第6作。
ハヤカワミステリマガジン1976年5月号《悪党の系譜》特集の目玉として、
続く6月号まで分載され、翌年文庫入りしています。
引退したかつての仲間から助けを求める剣呑な手紙を受け取ったパーカーは、
プロの鉄則に従い、助けるためではなく殺すため、中西部の田舎町へに出向くが、
その男ジョーはすでに死んでおり、町には不穏な空気が……。
強奪が主題ではない異色篇にして、初期の中でも特に評価の高い一作です。
角川文庫に収められた『死神が見ている』(訳:桐山洋一)や、
ポケミス、ハヤカワ・ミステリ文庫、悪党パーカーシリーズ各種取り揃えております。
また、ドートマンダーシリーズはじめウェストレイク名義の傑作群も多数入荷しました。
ミステリ探求は、神保町の@ワンダーで!
ミステリ・推理小説、買います! 詳しくはこちら!
蔵書の整理をお考えの皆様、
神保町の@ワンダーにぜひ一度ご相談ください。
東京創元社・早川書房他、各社から刊行された翻訳ミステリ、
新青年/宝石/幻影城/江戸川乱歩賞作家らによる昭和の推理/探偵小説、
評論その他関連書籍やジュヴナイル、
文庫/新書/叢書/単行本/雑誌、幅広く取り扱っております。
ハヤカワ文庫HM/ハヤカワ・ミステリ文庫、創元推理文庫、
昭和30年代までの国内推理/探偵小説単行本、
本格ミステリ / ハードボイルド / サスペンス、
警察小説 / スパイ小説 / 冒険小説などなど、
幻の名作から定番作品まで、買い取り歓迎いたします!
その他、SF、映画関連品、アメコミ・海外コミック、
幻想文学・ファンタジー、怪奇小説・ホラーetc、
店頭へのお持込みはもちろん、出張買入・配送査定も承ります!
買取相談フリーダイヤル 0120-154-727
メールでのご相談も承ります。 wonder@atwonder.co.jp
本日は海外ミステリコーナーより、
リチャード・スタークの《悪党パーカーシリーズ》をご紹介いたします。
多くのペンネームを用い、正統派ハードボイルドからクライムコメディまで、
幅広い作風で多くの傑作を残したアメリカの巨匠ドナルド・E・ウェストレイク。
本人名義で発表された不運な泥棒ドートマンダーシリーズと並びもっともよく知られているのが、
リチャード・スターク名義で書かれた犯罪小説の決定版、悪党パーカーシリーズです。
1962年発表の名作『人狩り』であらわれた非情な職業犯罪者パーカーは、
新たなタイプのピカレスクヒーローとしてたちまち人気を獲得し、
途中長い中断を挟みつつ、2008年まで、全24長篇で活躍しました。
第20作『電子の要塞』までが訳出され、4作の未訳作品が存在します。
(「早川書房様、ぜひ翻訳を、ぜひに、ぜひに……」と祈り続けております)
映像化も多数、先頃もジェイソン・ステイサム主演で『地獄の分け前』が映画化。
近年では、ダーウィン・クックによるコミック版が人気を博しており、現在4長篇が発表、
アメリカの漫画賞の最高峰、アイズナー賞の常連シリーズとなっています。
(こちらについても、「早川書房様、ぜひ翻訳を……」と念じ続けております)
(「できればドートマンダーシリーズの未訳作も……」とも)

『逃亡の顔』(訳:青木秀夫、ハヤカワミステリ1021、昭和43年発行)
第1作『人狩り』のラストを受け、整形し“逃亡の顔”をつくりあげたパーカー。
非情な悪漢の次なる冒険を描いたシリーズ第2作です。
早川書房から出た初期作品の中ではなぜか唯一文庫化されておらず、
ポケミスとしても希少な作品のひとつです。
『死者の遺産』(訳:笹村光史、ハヤカワ・ミステリ文庫、昭和52年発行)
こちらは逆にポケミス版が存在しないシリーズ第6作。
ハヤカワミステリマガジン1976年5月号《悪党の系譜》特集の目玉として、
続く6月号まで分載され、翌年文庫入りしています。
引退したかつての仲間から助けを求める剣呑な手紙を受け取ったパーカーは、
プロの鉄則に従い、助けるためではなく殺すため、中西部の田舎町へに出向くが、
その男ジョーはすでに死んでおり、町には不穏な空気が……。
強奪が主題ではない異色篇にして、初期の中でも特に評価の高い一作です。
角川文庫に収められた『死神が見ている』(訳:桐山洋一)や、
ポケミス、ハヤカワ・ミステリ文庫、悪党パーカーシリーズ各種取り揃えております。
また、ドートマンダーシリーズはじめウェストレイク名義の傑作群も多数入荷しました。
ミステリ探求は、神保町の@ワンダーで!
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神保町の@ワンダーにぜひ一度ご相談ください。
東京創元社・早川書房他、各社から刊行された翻訳ミステリ、
新青年/宝石/幻影城/江戸川乱歩賞作家らによる昭和の推理/探偵小説、
評論その他関連書籍やジュヴナイル、
文庫/新書/叢書/単行本/雑誌、幅広く取り扱っております。
ハヤカワ文庫HM/ハヤカワ・ミステリ文庫、創元推理文庫、
昭和30年代までの国内推理/探偵小説単行本、
本格ミステリ / ハードボイルド / サスペンス、
警察小説 / スパイ小説 / 冒険小説などなど、
幻の名作から定番作品まで、買い取り歓迎いたします!
その他、SF、映画関連品、アメコミ・海外コミック、
幻想文学・ファンタジー、怪奇小説・ホラーetc、
店頭へのお持込みはもちろん、出張買入・配送査定も承ります!
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