神保町の古書店 @ワンダーのブログ
神田神保町の古書店、アットワンダーです。SF・ミステリ・映画関連品ほか、買取歓迎! 古書探求をお楽しみの後は、2階に併設のブックカフェ二十世紀で珈琲をどうぞ。
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こんにちは、推理・SF担当のスタッフFです。
本日は国内ミステリコーナーからのご紹介。
あの作家やこの作家、初期作品初刊本がいくつか入荷しております。

まずは講談社 書下し長篇探偵小説全集13巻として刊行された、
鮎川哲也『黒いトランク』(昭和31年1刷)です!

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言わずと知れた、国内ミステリ史に燦然と輝くアリバイ崩しの決定版。
汐留駅に届いたトランクから死体が転がり出て幕を開ける難事件に、鬼貫警部が挑みます。
数年間の不遇を経た後、公募となった書下し長篇探偵小説全集・13番目の椅子を射止め、
“鮎川哲也”として再デビューを飾った記念すべき作品。
ごらんのとおり函・帯付! なのですが、残念ながら帯はかなり強いイタミ・切れがあります。

続きまして、幻影城ノベルス版、
泡坂妻夫『11枚のとらんぷ』(昭和51年初版)です。

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亜愛一郎を連れて「DL2号機事件」で推理文壇に登場した泡坂が、同年に発表した長編デビュー作です。
奇術ショウ、その裏で起こる殺人、十一のショートショートから成る作中作、世界国際奇術家会議。
奇術師・厚川昌男としても知られる泡坂がいよいよ本領発揮、マジックとミステリが融合した一作。
初期幻影城ノベルスの特徴たるアンカット・フランス装未開封・帯付で入荷しました。
ちなみに、昨年復刊され話題になった泡坂『生者と死者』(新潮文庫)消える短篇小説の趣向は、
幻影城ノベルス刊行当時、アンカット・フランス装から狩久が構想したものが元になっているそうです。

もうひとつ幻影城から、
竹本健治『匣の中の失楽』(昭和53年1刷)

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推理小説三大奇書のひとつ、中井英夫『虚無への供物』を意識して書かれ、
今日では四つ目の奇書とも称される、竹本健治のデビュー長篇。
当の中井英夫からの推薦を受け、〈幻影城〉誌にて昭和52年から53年に連載の後、
通常の幻影城ノベルスよりもひとまわり大きなハードカバー版で刊行されました。
新本格以降の作家にも大きな影響を与えたメタミステリです。

最後に、島田荘司『占星術殺人事件』(講談社、昭和56年1刷)

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島田荘司のデビュー作となった、第26回江戸川乱歩賞候補作(受賞は井沢元彦『猿丸幻視行』)。
まさかドラマ化されるとは、御手洗潔石岡和己の初登場作品でもあります。
こちらの初版のみ御手洗石岡一美という表記で、四十年前の猟奇殺人に挑みます。
奇想天外なトリックを見抜いたとき、御手洗は吠える!
初刊時は読者への挑戦を添えた袋とじに包まれていた解決編ですが、
今回の入荷は残念ながら開封済みです。

以上四点、新着商品コーナーやガラスケース、靖国通り側レジ後方に陳列しております。
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