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【海外コミック】 至高の魔術師、ドクター・ストレンジ!

こんにちは、スタッフFです。またまた海外コミックコーナーからお知らせいたします。
日本時間で本日未明、米週刊誌〈Entertainment Weekly〉今週号の表紙をリリース、
マーベルスタジオズ映画『ドクター・ストレンジ』の最新画像が公開されました。
ベネディクト・カンバーバッチが、新ヒーロードクター・ストレンジとなった姿がついに明らかに!
LOOK: Benedict Cumberbatch's "Doctor Strange" Makes Magical First Appearance
Enter "Doctor Strange's" Sanctum Sanctorum in New Photos, Concept Art
(via - Comic Book Resources)

マーベルスタジオズの一連の作品が共有する世界Marvel Cinematic Universe、
いわゆる“MCU”に、カンバーバッチが仲間入りです。
ということは、いつの日かもう一人のシャーロック・ホームズ、
ロバート・ダウニー・Jr.との共演も?*1 なんて期待もしてしまう『ドクター・ストレンジ』、
監督を務めるのはスコット・デリクソン、全米公開は2016年11月、
日本では2017年1月公開とのこと。待ち遠しい!

じつに待ち遠しいので、本日はドクター・ストレンジが登場するコミックをご紹介いたします。

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ドクター・ストレンジ、本名スティーヴン・ヴィンセント・ストレンジ
日本での知名度はまだあまり高くはありませんが、
マーベルキャラクターとしては1963年デビュー組、
(アンソロジー誌〈Strange Tales〉 110号にて初登場)
アイアンマンやX-MEN1期生と同期にあたる古参ヒーローです。
作者はごぞんじマーベルコミックスの父スタン・リー
そしてスタンとともにスパイダーマンを生み出したスティーブ・ディッコ

もともと世界的に有名な脳外科医だったストレンジは、
利己主義者ながら、天才と世に謳われていました。
ところが、事故で両手に重傷を負い、その技術は失われてしまいます。
プライドの高さからアシスタントへの転向も断固拒否し、失職したストレンジは、
魔法の力であらゆる傷を治す男エンシェント・ワンの伝説を頼りにヒマラヤヘ。
実在したエンシェント・ワンは、利己的なストレンジの頼みは受けられないと言い、
しかしその内面に善き光を見出し、治療の条件として自らの下での修行を提案。
誰の下にもつきたくないストレンジはこれを断り、帰ろうとしますが、
エンシェント・ワンの弟子バロン・モルドが、異次元の魔物ドーマムゥの力を借りて
師を呪殺しようとしていることを知り、また、モルドの魔法で口を封じられてしまいます。
陰謀を知り、止められるのは自分しかいない。モルドに対抗できる魔法を学び、
エンシェント・ワンの命を救うことを決意し、ストレンジは弟子入りを志願します。
が、モルドの邪心をとっくに見抜いた上で傍に置いていたエンシェント・ワンは、
ついに他人のために必死になったドクター・ストレンジを認め、
モルドにかけられた魔法を解き、弟子として受け入れるのでした。

それから長年の修行を経てあらゆる魔法を会得し、すっかり人格者となったストレンジは、
至高の魔術師ソーサラー・スプリームと呼ばれ、多くのヒーローからも頼られる存在に。
実際マーベルのコミックのあちこちで、『ストレンジに相談してみよう』と
ヒーローたちが彼の館を訪ねるシーンが見られます。

映画でお馴染みS.H.I.E.L.D.のニック・フューリーとともに、
1968年まで〈Strange Tales〉誌の看板として活躍したストレンジは、
同誌の誌名変更で個人誌〈Doctor Strange〉をゲット。
74年と88年にもソロシリーズを獲得し、それぞれ長期連載になりました。
映画化に先駆け、この秋からは20年ぶりとなる第4シリーズもスタート。
脚本: ジェイソン・アーロン、作画: クリス・バチャロ
マーベル現役最高峰の布陣で好評連載中!

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が、本日現在、ソロシリーズは画像の2点しか在庫がないため、
(第2シリーズ76号(1985年)、同81号(1986年))
今回はそちらの紹介は断念しました。無念……。

代わりにごらんいただきたいのがこちら。
ファンタスティック・フォー、アベンジャーズ、X-MENに並ぶ
マーベルユニバース第4のヒーローチーム、ディフェンダーズ
ドクター・ストレンジがリーダー的ポジションを務めています。

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そもそもの発端は、先述の1968年に誌名変更した〈Doctor Strange〉誌
脚本: ロイ・トーマス、作画: ジーン・コランという布陣で始まった第1シリーズでしたが、
実は、それから1年ちょっとでキャンセルされています。あまりに突然の打ち切りで、
異次元からの侵略者アンダイイング・ワンズとの戦いを描くストーリーは未完に。
ロイ・トーマスは、自身が受け持っていた他のシリーズでその続きを書くことにして、
海底王国アトランティスのプリンス、ネイモア・ザ・サブマリナー〈Sub-Mariner〉誌
それから超人ハルク〈Incredible Hulk〉誌にストレンジを登場させました。
1971年に創刊されたショーケース誌〈Marvel Feature〉
この3人による新たなチームディフェンダーズがお披露目されると、
好評を得て、翌1972年、〈Defenders〉誌が創刊!
打ち切り後、ほとんど誌上から姿を消していたストレンジもここで復活を果たすのでした。

異次元や魔界など、神秘の世界からの脅威と戦うディフェンダーズは
厳密にはチームではなく、本部や基地、規則の類を持たない緩やかな同盟関係。
宇宙の旅人シルバー・サーファーやアスガルド人のヴァルキリー
元・ロマコメシリーズの主人公/現・ヒーロー*2ヘルキャットをはじめ、
多くの個性的なメンバーが出入りし、ホークアイ、プロフェッサーX、ルーク・ケイジ、
ザ・シング、デアデビル、スパイダーマン、ハワード・ザ・ダックなど、
無数の“準メンバー”やスポット参戦組が存在しています。

そんなこんなで歴史を重ね、1981年、ディフェンダーズは記念すべき100号へ到達。

       defenders100201512001.jpg
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地球と地獄をつなごうとする悪魔連合、シックスフィンガード・ハンドとの戦いを描く、
94号から続く長篇ストーリーの最終章、ダブルサイズの特大号です。
ストレンジの魔法具“アガモットの眼”が、ディフェンダーズの力をひとつに!

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各号、海外コミックコーナーに陳列しております。
映画に先駆けて、原作コミックをぜひお楽しみください。どうぞおはやめに!

ちなみに、ディフェンダーズも映像化が予定。
といっても残念ながらドクター・ストレンジには関係がないのですが、
NETFLIXで展開されているマーベルドラマ『デアデビル』、『ジェシカ・ジョーンズ』
今後配信される『ルーク・ケイジ』『アイアンフィスト』の四者が、
最終的にミニシリーズ『ディフェンダーズ』で結集する、
ドラマ版アベンジャーズプロジェクトが進行中。こちらも要チェック!

アメコミ探求は、神保町の@ワンダーで!

*1 ちなみに、『ストレンジ』に先駆けて公開されるマーベル映画『シビル・ウォー』では、ジョン・H・ワトソンことマーティン・フリーマンが出演。
*2 パトリシア・“パッツィ”・ウォーカーは、もともと〈Patsy Walker〉誌他で、1940~60年代に人気を博したキャラクターですが、70年代にヒーローへ路線変更。


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【海外コミック】 マーベルの末っ子ヒーロー! パワーパック

こんにちは、推理・SF担当のスタッフFです。
海外コミックコーナーからお知らせいたします!

一日遅れで恐縮ですが、メリークリスマス!
本日最初にお目にかけますのは、マーベルコミックス名物〈Holiday Special〉誌です。

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読み切りのクリスマスエピソードを複数収録した、人気アンソロジー誌! (画像は1991年号です)
今年2015年も、〈Gwenpool Special〉と銘打った特別号が登場しました。
とりわけ話題になったのが、表題作にあたる"Gwenpool's Holiday Adventure"
スパイダーマンの亡き恋人グウェン・ステーシーと、おしゃべり傭兵デッドプールをマッシュアップした
キュートな新ヒーロー、グウェンプールが好評を集め、来年から主演誌の刊行も決定しています!

同作の作画を担当したのは、日本人アーティストユニットGurihiru
その代表作の一つとして知られる『Power Pack』は、
超能力四兄妹パワーパックの活躍を描いた1980年代の人気コミックを
ジュニア層に向けてポップにリブートした4号構成のミニシリーズです。
2005年から2011年まで全11期が発表され、
ちょうど本日、待望の日本語版も発売!(ヴィレッジブックス刊)
すでにパワーパックの魅力の虜になっちゃった方も多いのではないでしょうか?
そんな皆様にぜひおすすめしたいのが……、

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〈Power Pack〉 1号から55号まで 45冊一括
 (MARVEL COMICS, 1984~1990年)
   欠: 33、35、40、43、44、46、47、51~53号


1984年創刊、1991年まで全62号が刊行された〈Power Pack〉オリジナルシリーズ
惜しくも全号揃いではありませんが、コミックブックセットをご用意しました。
本日はこちらをご紹介いたします!

本作はアメリカンコミック史上初、
メイン工程にあたる脚本・作画の両方を女性作家が手掛けた作品でもあります。
創刊から40号までの殆どの脚本を担当したルイーズ・サイモンソン
最初の17号を作画したジューン・ブリッグマンの二人が生んだ
少年少女ヒーローチームパワーパック、まずはその素顔をごらんください。

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ティーンヒーローは珍しくないとはいえ、いくらなんでも若すぎる!
左からジュリー(10歳)、ジャック(8歳)、ケイティ(5歳)、アレックス(12歳)、
パワー家四兄妹からなるパワーパックは、マーベルユニバース最年少、
お父さんとお母さんにはぜったい内緒のスーパーヒーロー!
X-MENにとってのプロフェッサーXのような指導者としての大人も不在、
まだ思春期も迎えていない子どもたちのみで編成された異色のチームなのです。
いったいどうしてそんなことになったのか、そもそもの始まりはというと……、

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物理学者のジェイムズ・パワー博士が編み出した反物質のエネルギー利用法には、
連鎖反応で星を破壊してしまう可能性がありました。
同じようにして母星を失った経験を持つ宇宙人、エールファイア・ホワイトメーンは、
実験をやめさせようとパワー博士の元を訪れましたが、
時を同じくしてエネルギー変換器の兵器利用を目論む別種族、スナークスが地球に来襲、
パワー博士と妻のマーガレットはさらわれてしまいます。
自身も致命傷を負ったホワイトメーンは、最後の力を振り絞り、
パワー博士の四人の子どもたちに、自らの超能力を分け与え――、

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パワーパックがここに誕生!
アレックス=重力を司るジー(後にゼロ-G)、ジュリー=光速で空を飛ぶライトスピード
ジャック=密度自在のマス・マスター、ケイティ=エネルギーを吸収・放射するエナジャイザー
四人は、ホワイトメーンの宇宙船、意識を持ったスマートシップ“フライデー”*1と協力して両親を救出、
以降、秘密のヒーロー活動を続けることになったのです。
悪党のおやつをくすねたりしつつ、おなじみのマーベルヒーローともチームアップ!
ファンタスティック・フォーのリチャーズ夫妻の息子フランクリンが、
5人目のメンバータートルテールとして加わることも。

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ですが、ちびっ子ヒーローもお気楽に活動していたわけではありません。
まだまだ幼いというのに、両親や友達に秘密を抱える辛さもあれば、
大いなる力と大いなる責任についても考えなくちゃいけない。
さらに、脚本のルイーズ・サイモンソンは、いじめや薬物など、
同時代の子どもたちが晒されていた問題を作中随所に盛り込みました。
また、このころX-MEN系列誌に関わっていたこともあってか、
ミュータントたちの激しい戦闘に、何度かパワーパックを介入させています。

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たとえば27号は、ここ最近の記事でも何度か触れましたX-MENのクロスオーバー長編
《Mutant Massacre》のタイインエピソードとなっています。
地下に暮らすミュータント難民グループ モーロックス襲撃・虐殺事件。
下手人の殺し屋集団、マローダーズとの壮絶な戦いで、
X-MENのキティ・プライドとナイトクローラーは負傷・戦線離脱し、
X-FACTORのエンジェルは翼を失う重傷を負いました。

参考画像*2
Massacrexmen201512.jpg

斯様に危険きわまる修羅場と化していることを知らず、
フランクリンを加えた5人のパワーパックは、モーロックスの友達を案じて、地下へ。
そこに、マローダーズの中でも最危険人物、ウルヴァリンの宿敵セイバートゥースが強襲!

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ウルヴァリンとも遭遇、忠告を受けてすぐに地下から離れることを約束しますが、
ともだちを見捨てておけない5人は、さらなる深淵へ潜ることを決意し……。

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行くか戻るか、かわいい多数決シーンにご注目ください。

このようなハードな展開も見せつつ、〈Power Pack〉誌は読者からの熱い支持を集め、
ルイーズが離れた後も連載は続きましたが、今回のセット収録分の直後、56号から
よりハードな作風に路線変更したことが仇となり、それからわずか半年で打ち切りに。
その後、1992年の特別号〈Power Pack Holiday Special〉
ルイーズとジューン・ブリッグマン、パワーパックのオリジネイターが再び結集し、
読者から総スカンを食ったシリーズ末期展開の軌道修正がおこなわれました。

おっ、話題が〈Holiday Special〉誌に戻ってきましたね。
というわけで、海外コミックコーナーからの一日遅れのクリスマスプレゼント
〈Power Pack〉誌 45冊セット、1階新着商品棚に陳列しております。どうぞおはやめに!

神保町で、アメコミ探求をお楽しみください!

*1 “フライデー”の名は、ホワイトメーンが愛読する地球の小説『ロビンソン・クルーソー』に由来(Gurihiru版ではスクリューボールコメディ映画『ヒズ・ガール・フライデー』からとされています)。ちなみに、映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でも、トニー・スターク製のA.Iとして同名のキャラクターが登場しています。
*2 このときエンジェルを窮地から救ったのはマイティ・ソー。〈Thor〉誌 373、374号でその模様が描かれています。


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今週の映画新着情報 '50~'60年代洋画パンフレット入荷

ヘップバーン出演作ほか
'50年代~'60年代洋画パンフレットを入荷いたしました


20151225新着a

20151225新着b

アントニオーニ「赤い砂漠」(みゆき座)、ヘンリー・フォンダ「十二人の怒れる男」(丸の内松竹)
シャーリー・マクレーン「恋の売込み作戦」
ヘップバーン出演作はA4サイズの「ティファニーで朝食を」「麗しのサブリナ」(S40年リバイバル)などを入荷

その他アルドリッチ監督作の「攻撃」(松竹アカデミー)、「地獄の戦線」(日比谷)などの戦争映画
ビング・クロスビー×フレッド・アステアの「ブルースカイ」(ピカデリー)
「ゴーストタウンの決斗」(日比谷)、「ベビイドール」有楽座など
画像以外のパンフも多数入荷しております。
ご紹介した商品は入荷商品の一部ですので、是非ご来店のうえ入荷ラインナップをご覧くださいませ。
皆様のご来店をお待ちしております。



映画関連グッズ、買入いたします!詳しくはこちらから!

 ●映画パンフレット  ●映画プレスシート
 ●映画チラシ     ●映画ポスター
 ●映画半券、試写状  ●映画スチル写真、ロビーカード、プロマイド
 ●映画関連書籍・雑誌……「平凡」「明星」などの芸能雑誌も歓迎!
 ●その他映画グッズなど、何でもお気軽にお問い合わせください。

【海外コミック】 キティ・プライド! とX-MENあれこれ

こんにちは、推理・SF担当のスタッフFです。海外コミックコーナーからお知らせします。
マーベルコミックス、先日に引き続き、X-MEN関連作品をごらんください!

変異種ミュータントと人類の平和的共存を実現すべく、プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビアが
若きミュータントを集めて結成したヒーローチーム、X-MEN! と毎度ご紹介しておりますが、
このところの日本においては、話題の中心をアベンジャーズや
デッドプールに持っていかれがちな印象がなきにしもあらず……。
(デッドプールはもともとX-MENフランチャイズ出身のキャラクターなのですが)

本国アメリカでは、スター・トレック、スター・ウォーズ級! とまではいかずとも、
多くの熱狂的ファンから愛されているシリーズです。
とりわけ1980~90年代の勢いたるや凄まじいものがあり、
750万部刷られた〈X-MEN〉誌 1号(1991年)は、コミックブック発行部数の世界記録を保持。
また、意外なところでその影響を目にすることもあります。
たとえば、アメリカの大人気バンドWEEZER
1stアルバムにして不滅の名盤『WEEZER』、通称“ブルーアルバム”に収録された
“イン・ザ・ガレージ”という曲は、こんな一節から始まります。

   I've got a Dungeon Master's Guide
   I've got a 12-sided die
   I've got Kitty Pryde
   And Nightcrawler too
   Waiting there for me
   Yes I do, I do

     ――WEEZER "In The Garage"より (1994, Geffen Records)

バンドのフロントマン、リヴァース・クオモが、
宝物を溜め込んだ自分だけの秘密基地、ガレージの思い出を歌った名曲。
『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のルールブックや12面ダイスとともに、
X-MENの人気キャラクター、キティ・プライドナイトクローラーの名が挙げられています。

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キャサリン・アン・プライド、通称キティ・プライドは、物質をすり抜ける能力を持ったミュータント。
長編『The Dark Phoenix Saga』の序章、〈X-MEN〉誌 129号(1980年)で初めて登場したキティは、
その後X-MENに加入、最年少メンバーとしてプロフェッサーXや年長メンバーに見守られ、
スプライトシャドウキャットなど幾度かのコードネーム変更を経て、
やがてウルヴァリンも認める一人前のX-MANへと成長します。
その姿は、80年代当時のコミック読者から絶大な支持を集め、
(同時代の日本におけるラムちゃんや浅倉南のポジションとでも言いましょうか)
実際、WEEZERだけではなく、ポップカルチャーのそこここで、キティ・プライドへの言及を見ることができます。
映画『アベンジャーズ』のジョス・ウィードン監督は、キティのキャラクターを参考にして
TVシリーズ『バフィー』の主人公を創造したことを明らかにしている他、
脚本を務めた2004年の〈Astonishing X-MEN〉誌では、キティを中心人物として活躍させました。
なお、映画『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年)では、
ブレイク前夜のエレン・ペイジがキティを演じています!

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こちらは〈Uncanny X-men〉誌 168~176号(すべて1983年)の合本ペーパーバック、
『Uncanny X-men: From the Ashes』(1990年、MARVEL COMICS)
キティ・プライド主演の名作エピソード、“Professor Xavier Is a Jerk!”が冒頭を飾っています。
若手ミュータントチームNEW MUTANTSへの移籍を命じられ、プロフェッサーXに激怒するキティ!
この直前のエピソードでキティと出会い、宇宙からついてきてしまったドラゴン型エイリアン、
ロッキードが、ここでX-MENに仲間入り。

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『From the Ashes』には、この他にもX-MEN史における重要エピソードがギュッと詰まっています。
地下に暮らすミュータント難民グループ、モーロックスの初登場、
触れた相手の能力を吸収してしまうミュータントローグのX-MEN加入、
ウルヴァリンとジャパニーズヤクザの娘矢志田真理子の結婚式などなど。
ストームのモホークヘアスタイルの初披露や、キティとコロッサスの甘い恋模様も。

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そして、80年代X-MENサーガ最重要人物のひとり、マデリーン・プライアーが、
168号“Professor Xavier Is a Jerk!”最終ページで初登場しています。

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美しく赤い髪をしたマデリーン・プライアーは、ふしぎなことに、
X-MENのリーダー サイクロップス/スコット・サマーズの最愛の人、
先の『The Dark Phoenix Saga』で命を落としたマーベルガール/ジーン・グレイに瓜二つ。
アラスカで出会ったスコットとマデリーンは恋に落ち、『From the Ashes』にも収録の175号で結婚、
数年後の201号では、息子ネイサンが生まれます。

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……この時点ではまだ明らかになっていないことですが、
『The Dark Phoenix Saga』で内に宿した超エネルギー生命体フェニックスの暴走を抑えるため
自ら命を絶ったように思われていたジーン・グレイは、先日もご紹介しましたとおり実は生きていて、
ネイサンの誕生で戦線を離れていたスコットの前に姿を現します。
迷いつつも、X-FACTORのリーダーとして復帰するサイクロップス。
残されたマデリーンは……これはまた別の機会に。
ペーパーバック『From the Ashes』、海外コミックコーナーに陳列しております!


さて、話をぐっと戻しまして、WEEZERが歌ったもうひとりのX-MAN、
ドイツ生まれのナイトクローラーことカート・ワグナーをちょっぴりご紹介。

        Nightcrawler-201512.jpg

青い体毛、伸びた犬歯、三本の指に長い尻尾、悪魔のような外見をもって生まれたカート。
その初登場号、新生X-MENの誕生を告げた〈Giant-Size X-Men〉 1号(1975年)は、
悪霊とみなされ、暴徒に追い立てられる彼の姿で幕を開けます。
異次元から紫色の大気とともに“BAMF!”と現れるテレポート能力は、
幾多の場面でX-MENを救ってきました。
加入当初、キティ・プライドはカートに苦手意識を持っていましたが、すぐに打ち解けて、大の仲良しに。

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殺し屋集団マローダーズによるモーロックス襲撃・虐殺事件《Mutant Massacre》の際に負傷し、
一時的に戦線を離脱していたキティ・プライドとナイトクローラー。
その間にX-MENはダラスで全滅(したかのように思われました)、
二人は英国へ渡り、魔法の戦士キャプテン・ブリテンと変身能力を持つミュータントメガン
パラレルな未来からきたサイクロップスとジーン・グレイの娘フェニックス/レイチェル・サマーズ
そしてロッキードを加えた新チームエクスカリバーを結成します。
1988年に創刊された〈Excalibur〉誌、セットや単巻リーフ、いくつか入荷しています。
こちらは11号から25号まで展開された多元宇宙をめぐる冒険、
最後にはマーベルユニバース最強の宇宙魔神ギャラクタスまであらわれる大長編
《THE CROSS-TIME CAPER》です。

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ちなみに現在も、キティ・プライドとナイトクローラーはトップクラスの人気キャラクターとして大活躍。
これまでX-MENのコロッサス/ピーター・ラスプーチンや、
エクスカリバー時代に出会ったピート・ウィズダムとロマンスを繰り広げてきたキティ、
最近になってガーディアンズ・オブ・ギャラクシースターロード/ピーター・クィルと婚約し、
チームを離れたクィルに代わる二代目スターロードとして、
曲者揃いのガーディアンズとともに宇宙を駆け回っています。

メンバーひとりひとりの物語が複雑に絡み合い、交差して、
壮大なサーガを形成、アメリカのコミックファンを夢中にさせたX-MEN。
@ワンダーでは、この他にも関連作品を多数取り揃えています。
神保町で海外コミック探求をお楽しみください!


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【海外コミック】 ベインあらわる! バットマン再起不能?

こんにちは、推理・SF担当のスタッフFです。海外コミックコーナーからお知らせします。

1990年代初頭、怪物ドゥームズデイとの死闘の果てに命を落としたスーパーマン。
悲しみに包まれたDCユニバース、そして鋼鉄の男の奇跡の復活までを描いた大長編
《The Death and Return of Superman》については、以前ご紹介しましたが、
この頃、DCコミックスを代表するもうひとりのヒーローにも、試練のときが静かに近づいていました。

本日は、ごぞんじ闇の騎士バットマンが史上最大の危機を迎えた長編“Knightfall”
その続編“Knightquest”、完結編“KnightsEnd”をご紹介いたします。
1993年から1994年まで、およそ1年半をかけて展開され、
三部作を合わせて《KNIGHTSAGA》とも呼ばれるこの超大作。
このたび、前日譚・後日譚+αも含めた、コミックブックメガ盛りセットが入荷しました!

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BATMAN: KNIGHTSAGA 134冊一括セット
 Knightfall / Knightquest / KnightsEnd
 + ZERO HOUR: CRISIS IN TIME! / Prodigal / Troika
 (1993~1995年 DC COMICS)

惜しくも前日譚・タイイン作品にごくわずかな欠品がございますが、本編64冊は完全網羅!
収録号をこちらにまとめておりますのでごらんください。

さて、バットマンにいったい何が起こったのか? 
ごくごくかんたんに内容をご紹介いたします。

まずは本作の鍵を握る、ひとりめの人物の登場です。
カリブの島国サンタ・ブリスカ、ペーニャ・ドゥーロという刑務所に、
生まれたその瞬間、革命家の父の罪を負わされ、終身刑を言い渡された子どもがいました。
年端もいかぬうちに他の囚人を殺め、破滅のもと、ベインと呼ばれるようになった少年は、
肉体を鍛え上げ、書物で世界を知り、哲学を知り、戦略を知り、ペーニャ・ドゥーロのトップへ上り詰めます。
あるとき、危険な新型筋肉増強剤ヴェノムの実験台になったベインは、強化された身体で脱獄を果たし、
塀の中で耳にした、犯罪都市ゴッサムとその守護者の噂に導かれ、アメリカ合衆国へ――。

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1993年初頭、「Batman: Vengeance of Bane」で初登場し、バットマンと対峙したベインは、
悪徳の街を恐怖で支配し、いっぽうで不殺の誓いを守るこの男に興味を抱きました。
しばらくの観察・研究ののち、ゴッサムの覇権をにぎるべく、ベインは動き出します。
最初の一手として、名だたる狂人犯罪者が収容された精神病院アーカム・アサイラムから、
ジョーカーリドラーをはじめとする凶悪ヴィランたちを解放。
かくして、〈Batman〉誌 492号より、第1部“Knightfall”(93年4~10月)が幕を開けるのです。

脱獄したヴィランたちを追ううち、バットマンは、肉体的にも精神的にも、徐々に限界へ近づいていきます。
ブルース・ウェイン邸に戻った彼を待ち受けていたのは、既にその正体を突き止めていたベイン。
“Knightfall”第11章、〈Batman〉 497号での激闘の末――、

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背骨を折られた無残な姿で、ゴッサム市民の前に曝されるバットマン。
一命はとりとめたものの麻痺は残り、ブルース・ウェインは再起困難な状況に追い込まれてしまうのです。
しかし、ゴッサムからバットマン――犯罪者たちにとって恐怖の象徴――が失われてはならない。
ブルースは、ある人物に闇の騎士のマントを託します。

ここで、本作の鍵を握るもうひとりの人物をご紹介いたします。
事件から少し遡る1992年後半、ミニシリーズ『Batman: The Sword of Azrael』で初登場したその男、
ジャン=ポール・ヴァレーは、ゴッサムシティでコンピュータ科学を学ぶ大学院生にして、
十字軍、テンプル騎士団を起源に持つ秘密結社 聖デュマス騎士団の暗殺者としての顔も持つ青年。
聖デュマスの遺伝子操作で作られたその肉体が戦闘服をまとうと、
“システム”と呼ばれる暗示催眠が発動し、復讐の天使アズラエルに!

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紆余曲折あってバットマンファミリー入りを果たしていたジャンを、ブルースはバットマンの後継者に指名。
バットマン/ジャン=ポール・ヴァレーは、アズラエルのスーツを取り入れた機械的なコスチュームをまとい、
“Knightfall”第19章〈Batman〉 500号でベインを倒し、ゴッサムの新たな守護者として君臨するのでした。

第2部“Knightquest”(93年10月~94年6月)では、
バットマンの名を継いだジャン=ポール・ヴァレーを追う“The Crusade”と、
アメリカを離れたブルースと執事アルフレッドを描く“The Search”の2つの物語が展開。
今回のセットの売りのひとつがこの“Knightquest”の完全収録
7誌に跨って複数のエピソードが並行して語られる構成のためか、
合本化などのリプリントの機会にはあまり恵まれず、
“The Search”に関しては、これまで一度も再刊されていません。

アズラエルの“システム”に突き動かされ、次第に狂気にとらわれていくジャン。
その装備は攻撃性を増し、バットマンの正義を逸脱しはじめます。
そしてむかえた完結編、第3部“KnightsEnd”(94年7~8月)で――、

          batmanreturns20151208.jpg

ブルース・ウェインが復活、ゴッサムシティに帰還!
その経緯と、暴走するアズラエルとの戦いの顛末は読んでのお楽しみ!

三部作終了直後に展開された後日譚もいくつかセットに含めております。
“KnightsEnd”から間を置くことなく、DCユニバースはクロスオーバー『ZERO HOUR』(94年9月)に突入、
バットマンファミリーもこれに参戦しています。まったくヒーローはいそがしい!
時空間の破壊を目論むパララックスとの戦いのあと、宇宙の再生にともない、
バットマンたちの歴史は少しずつ修正 (〈ZERO MONTH〉、94年10月)。
今回は『ZERO HOUR』本編と、バットマン系列誌で描かれたタイインエピソード
さらにバットマン系列各誌の第0号を収録しました。

そんなあれやこれやをはさんで、

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まだ完全に傷が癒えていないブルースは、ふたたび愛弟子にマントを預けます。
ここでバットマンを任されたのは初代ロビン/ディック・グレイソン
3代目ロビン/ティム・ドレイクとのコンビの活躍を描く“Prodigal”(94年11月~95年1月)、
新たな黒のバットスーツをまとい、ブルース・ウェインのバットマンが本格復帰する“Troika”(95年2月)、
さらにベイン、アズラエルのその後を追った作品もちょっぴり含めてみました。
およそ2年分のバットマンストーリーを網羅した全134冊の特大セット
いま一度収録号一覧をご確認ください。
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