神保町の古書店 @ワンダーのブログ
神田神保町の古書店、アットワンダーです。SF・ミステリ・映画関連品ほか、買取歓迎! 古書探求をお楽しみの後は、2階に併設のブックカフェ二十世紀で珈琲をどうぞ。
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カテゴリー:ミステリ、推理小説 (10件ずつ表示)

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いつの間にか秋です。
昼間はまだ暑い日もありますが、夜はすっかり過ごしやすくなりました。
まだ暑いつもりで布団をかけずに寝て風邪を引きつつ、本日はミステリコーナーより入荷がありましたニコラス・ブレイク作品とその周辺のご案内です。

ニコラス・ブレイクは英国推理小説界で数々の名作長篇が誕生した黄金時代の只中、1935年に『証拠の問題』でデビューしました。活動時期が世界大戦の時期にかかる作家は日本での紹介が遅れがちで、知られる機会を逸したまま不遇をかこった作家が多かったのですが、ブレイクは例外的に日本での知名度が当時から高い作家でした。
ニコラス・ブレイクの本名はセシル・デイ=ルイス。オックスフォード大学の詩学教授にしてイギリス詩人の最高栄誉である桂冠詩人にも任じられた人物です。同時代にはマイクル・イネス、ナイオ・マーシュ、マージェリー・アリンガムなどがおり、彼らとともにイギリス“新本格派”と呼ばれることもあります。
その作品は、同じく大学教授にして推理作家であったマイクル・イネスの作品が喜劇的風合いがあることと比して悲劇的と評され、人物造形と心理描写に重きをおいた作風で知られています。
特徴として、専門である詩や文学の引用など古典への深い造詣を盛り込み、作品のアクセントとしている点が挙げられます。
折しも、物語の背景や人物をより掘り下げた作品が求められていた時代にあって、ブレイクの登場は好評を持って迎えられました。

ニコラス・ブレイクは探偵小説論「なぜまた探偵小説が?」を著した際に、ホームズから時代が下るにつれ、探偵の人物造形がより無個性になっていく傾向に着目し

私自身は、一枚の吸取紙のように目立たないが、被疑者の反応を吸いとってしまうといったタイプの探偵に興味を覚える。つまり、犯罪のあらゆる特徴を映し出す奥ゆきのない鏡のような、あるいはまったく写真機のような眼をもつ探偵である。
ニコラス・ブレイク「なぜまた探偵小説が?」H・ヘイクラフト編 鈴木幸夫訳編『推理小説の美学』研究社 1974年 p277)

自らの志向する探偵像をこのように語っています。
それが反映されているであろうブレイクの生んだシリーズ探偵ナイジェル・ストレンジウェイズは確かに、強烈な個性でぐいぐいと物語を牽引していくタイプではなく、あくまでアマチュア探偵の立場で事件を映す鏡のような存在として振る舞っている印象があります。
ストレンジウェイズの推理手法は、人物の振る舞いなどから心理を読み解き事件の真相を導くという独特のものです。副警視総監を叔父に持ち、警察の捜査に協力することの多い彼の推理は、物証を重視する警察捜査とはある種対照的なものとして描かれています。

さて、本日はそんなブレイクの作品の中からいくつかをピックアップしてご紹介。

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『野獣死すべし』ハヤカワ・ポケット・ミステリ115 昭和31年3版
ブレイクの代表作としてまず名が挙がる本作は、展開の意外性、トリック、探偵ストレンジウェイズの魅力が高い密度で詰まった一作です。殺人を企図する犯人の視点から始まり、その犯行計画が予想外の事態で狂い…という、倒叙ミステリ的な導入から本格推理に変化する物語は、犯人と探偵の視点、心理を上手く作品に織り込んでいます。この物語が迎える結末と、結びの印象的な一文に込められた探偵ストレンジウェイズと作家ブレイクの美学が印象的な作品です。

『メリー・ウィドウの航海』ハヤカワ・ポケット・ミステリ558 昭和35年発行
豪華客船での事件という古典を思わせる舞台とトリックというブレイクの作品の中でもひときわ派手な印象のある作品です。一同を集めての謎解きの場面などもあり、クリスティ的という感想を持つ人も多いようです。『野獣死すべし』とならびブレイクの作品の中でも人気の高い作品です。


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『死のとがめ』ハヤカワ・ポケット・ミステリ756 昭和38年初版
慈悲深い人格者として知られた医師が失踪した数日後に無残な姿となってテームズ河で発見された。失踪の前日に晩餐に招かれていたストレンジウェイズは、この事件の調査に乗り出すが…
ブレイクの人間心理への関心が強く反映された1作です。ブレイクは後期になるにつれ、人間の心理を描くことに重点を置いた犯罪小説の傾向を深めていくのですが、本作もその影響からかトリックや謎解きよりも人物の振る舞いやその源泉である心理に重心を据えているように感じます。
こちらは現在のところHPB版のみの刊行となっております。


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『殺しにいたるメモ』原書房 1998年初版
ストレンジウェイズの戦時中の戦意昂揚省時代の事件。ドイツが降伏しヨーロッパ戦線が終決した時分、戦死したと思われていた同僚の思いがけない帰還を祝っている最中、ひとりの女性職員が突然咳き込み倒れそのままこと切れた。ストレンジウェイズは即座に知り合いの刑事に電話を入れ、誰もここを離れないようにと告げる。ドイツから帰国した同僚が戦利品として披露したばかりの毒入りのカプセルがいつの間にか消えていたことに彼は気づいていたのだ…
ちなみに戦意昂揚省は架空の省で、実際にはブレイクが戦時中に勤めた情報省での経験を反映してのもののようです。
本格ものに求められるフェアさをクリアしつつ、最後まで緊張感ある展開が続くシリーズ中でも屈指の一作です。


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当店では他にもハヤカワ・ミステリ文庫で刊行されている5冊セットと、こちらの4作がバラで店頭にございます。
秋の夜長のお供にいかがでしょうか?

古書探索は神田神保町@ワンダーで!!



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買取相談フリーダイヤル 0120-154-727
メールでのご相談も承ります。 wonder@atwonder.co.jp
夏も本番で、どこに居るのかコンクリートだらけの神保町店舗周辺にも蝉の声が高らかに響いております。
しばらく間が空いてしまいましたが、本日は棚整理の影響で妙な充実を見せる外本棚という変わったところからご紹介。

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小栗虫太郎『海象に舌なきや 其の他』雄鶏社 昭和22年(1947年)発

表題作は戦時中のマレー半島を舞台に、華僑の秘密結社「天地会」の顔役の正体を巡る事件の物語です。
1942年に発表された『海峡天地会』を改題したものになります。
小栗は1941年に陸軍報道班員としてマレー半島に行っており、リアルタイムのあの時代の東南アジアの空気感を感じさせる本作に、その時の経験が活かされています。
熱帯の夜を各国の情報機関、秘密組織が跋扈していた南国というイメージには妖しい魅力が有ります。
本作中に登場する「天地会」は作中でも触れられていますが、現在では「三合会」の方が知られた名前でしょうか?



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バークンヘッド著 佐藤総一朗訳『二〇三〇年の世界』先進社 昭和5年発行

個人的な今回の一押しは外本棚の中でも異色なこちらです。1930年にイギリスの貴族バークンヘッド卿が著した2030年の未来に向けての政治、軍事、経済、文化に関する予想と提言をまとめたものとなっています。
著者があまり馴染みのない名前ですが、非貴族の出身ながら弁護士、国会議員を経て、大法官を務め上げ一代で伯爵位にまで上り詰めた相当に切れる人物だったようです。
その華々しい経歴の一つに1924年のパリオリンピックで英国選手団団長というものがあります。映画ファンの方にはピンと来るかも知れません。バークンヘッド卿とは『炎のランナー』で、ナイジェル・ダヴェンポートが演じた英国オリンピック選手団の団長バーケンヘッド卿その人です。

さて、本作の面白さは分かりやすく言えば答え合わせです。大英帝国の栄光の残照も未だ色濃い頃合いに、その時代きっての知的エスタブリッシュメントであった人物が予想した未来、2030年がそろそろ私達の目にも見えそうな頃合いです。
実際に読んでみますと、現代の科学技術の進歩著しい進歩に追いつけなかった部分や、英国貴族の矜持由来の視野の制限も多々見受けられますが、世界情勢や政治、軍事についての見識は流石というべきでしょうか。
当時から中国の台頭を予見し、またそれが経済的脅威に重きをおいた視点で語られています。ただそれにはフランスにおけるナポレオンのような強力な指導者の出現を待つ必要があると前提を置いたのも、歴史をなぞるように言い当てています。

“二〇三〇年の交には、あらゆる市場に於いて、支那の競争が甚だしく急を告げて居るでせう。支那の売込手は、世界の凡ての村へ、その商品を押し付けて居りませう。”p247

中国の経済発展が当時の中心産業であった製造業への重大な脅威となることを認め、その上で、イギリスの視点にとどまらず、ヨーロッパをひとつの市場単位として統一することで対抗すべきというビジョンを提示しています。関税同盟のような経済共同体を構築し、

“大陸に於ける一切の関税障壁を破壊し、そうして一方、支那の物質に対する山の如き汎ヨーロッパ関税障壁を隆起せしむるでせう。”p247

さらに、この経済同盟はあくまで一段階に過ぎず、21世紀においては安全保障も含めた「ヨーロッパ諸国間における連盟」は現実のものであろうと見抜いていました。
しかし、上の共同体による関税障壁は、EUの成立よりも先に、世界恐慌後の第二次世界大戦の引き金のひとつともなったブロック経済として登場したのは歴史の皮肉にも思えます。

実際、バーケンヘッド卿はかなり進歩的な知識人であり、一次と二次の大戦の谷間のこの時期において合理的に世界情勢を見ていた人物だったようです。各国経済の貿易依存度が高まっていたこの時代、経済的合理性から戦争は起きないと考えていた多くのヨーロッパの政治家、知識人の意識の一端を垣間見るようで興味深いものがあります。
バーケンヘッド卿は優れた知性を発揮していくつかの未来を見事に見通していましたが、世界恐慌から始まる歴史の荒波によって、先に挙げた経済共同体をはじめ幾つかの予想で、皮肉な味わいになってしまったものも見受けられます。
例えば軍事、科学の項でバーケンヘッド卿は航空機について辛口の評価をしており、航空機のブレイクスルーに待たれる技術革新のひとつとしてロケット技術に触れています。

尚ほ残る可能性は、将来の航空機が、恰も昨年六月四日、イートンにおいて打ち揚げられた狼烟の如く、反動の単純なる原理によって推進せらるゝであるといふことであります。この形式の推進に対しては、最近ドイツに於いて、多大なる興味が寄せられ、そこでは、特別に準備せられた鉄道線路の上を走る『狼烟車』をも以ってする無数の実験が行はれました。p211

ドイツが興味を寄せていたこの技術は後の大戦でV-2ロケットとしてイギリスへの脅威となりました。

この本の中でも特にSF的なのが、産業の機械化による社会変化や女性の社会進出などについての部分でしょう。
機械化の結果、人々はより少ない労働で豊かさを享受できるようになるとして、最終的に労働時間は週14時間で後は余暇となるだろう(!)と記しています。
後14年ほど猶予がある現在、実際にどうなっているかは……諸氏ご存知のとおりです。
女性の社会進出においては、男女が平等の立場となるには胎外発生の普及が必要であると主張していますが、これは流石に21世紀の現在でも同意を得るのが難しいものでしょう。

全体としてみると、よくもあの時代にこれだけ先のことまで考えていたものだと驚かされます。
特徴的なのは、その将来の状況に対して何をするべきかという点にまで言及している点でしょう。
これは政治の世界に身をおいていた人物ならでは視点なのかもしれません。
『二〇三〇年の世界』は当時の上流社会の空気感が伝わってくる歴史的な読み物としても興味の尽きない、今読んでなお考えるべきことの多い著作です。

予想外の面白さについつい長い紹介となってしまいましたが、現在外本棚には他にも珍しい本、お得な本が多数並んでおります。
もちろん、店内の商品も随時、品揃え更新されております。
神保町にお立ち寄りの際には、是非 @ワンダー へ!!
古書探索の中休みにオススメの2階ブックカフェも営業中です!!



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梅雨入りしたとはいえ、晴天の日はもうすっかり夏の気配を帯びてまいりました。
この時期は、そろそろエアコンを入れようか、いやまだ早いという脳内問答が毎年恒例になっております。
そんなエアコンの誘惑に負けそうになりながら、本日ご紹介するのはこちら

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ジュナの冒険3『緑色の亀の秘密』ハヤカワ文庫Jr
ジュナの冒険4『赤いリスの秘密』 ハヤカワ文庫Jr


エラリイ・クイーンJr.名義の作品から2点です。
エラリー・クイーンといえば、「悲劇」4部作を書いた際のバーナビー・ロス名義が有名ですが、児童向けに書かれたこちらの『ジュナの冒険シリーズ』ではエラリー・クイーンJr.名義が使われております。

本シリーズではクイーンらしい謎解きはもちろんのこととして、児童小説ならではの味として、主人公ジュナ少年が知恵を働かせて悪人を相手に大人顔負けの大活躍を見せるという痛快なストーリーがあります。
ジュナが好奇心から調べはじめたことが事件につながっていき、ときに銃を持った凶悪犯や脱獄囚に捕まってしまうハラハラする展開と、あわやというところで駆けつける警察などお約束ながら、子供時代に出会いたかった正統派なお話です。
こちらの『緑色の亀の秘密』と『赤いリスの秘密』は、もちろんそれぞれに独立した物語として読めるのですが、3巻がジュナの叔母の姉の面倒を見に来た街での冒険で、4巻はそこから家のあるエデンボロに帰る際の出来事となっています。

また、このシリーズには都筑道夫がそれぞれに解説を添えており、子供向けに分かりやすく噛み砕いて書かれていながら、そこには大人になって読んでもなるほどなぁと思わせる奥深さがあります。
例えば

“ふつうの小説は、事件のはじまるところから、はじまって、おわるところで、おわるものですが、本格推理小説は、事件のおわったところから、はじまります。”――――― 『赤いリスの秘密』解説260頁より

なんとも簡便にして明快な語り口でありながら本質を突いた説明が、若い読者のために意を用いている様を伺わせます。
解説だけでなく、巻頭にはそれぞれの訳者が、エラリー・クイーンとその作品について導入を書いており、ハヤカワ文庫のJrレーベル立ち上げ当時の力の入れようが伝わってきます。

夏の気配を感じる季節に、童心を思い出す読書はいかがでしょうか?


 補遺
シリーズ第9巻にあたる『紫の鳥の秘密』は残念なことに未だ刊行されておりませんが、
ミステリマガジンにてジュブナイル・ミステリ特集が組まれた際に、2008年2月号No.624から4月号No.626にかけて前中後篇に分けられて収録されました。
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現在、当店には前篇中篇の収録されたNo.624、No.625がございます。
惜しいことに後篇のNo.626が欠けております・・・



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東京も梅雨入りしまして、傘をさす機会も増えてまいりました。
そんな曇天にも負けず、新入荷のご紹介を本日は2点お送りします。

戎光祥出版より、ミステリ珍本全集の第12回配本が入荷しました。
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日下三蔵編 鷲尾三郎『屍の記録』

表題の作品に加え、本格長篇『呪縛の沼』、単行本未収録の『生きている人形』『魚臭』『死の影』などが収録されております。
『屍の記録』は講談社の「書き下し長編探偵小説全集」の13巻目、新人応募入選枠だった“13番目の椅子”を鮎川哲也『黒いトランク』と争った作品です。
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鷲尾三郎の長らく絶版状態が続いていた幻の作品です。
この機会をお見逃しなく!




ご紹介、第2弾
SFマガジンのセット入荷いたしました!
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1960年の創刊号から1995年の12月号まで、計458冊です。
89年以降の増刊号に数点抜け(詳細は下記)がございますが、ここまでまとまって揃っているとさすがに壮観です。

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ここから始まったのかと思うと感慨深いものが……

SFマガジンのバックナンバーを揃えようとお考えの方はチャンスです!

※増刊号欠け
337号 381号 386号 389号 393号 398号 401号 405号
407号 410号 414号 418号 422号 426号 432号 462号



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